記憶に残る日々を。

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WBS体験記(その3)

WBSで苦労したことはなにか ”時間、お金の工面は?”

 

WBSの受験を考えている人の中には、

もし受かったとしても本当に通えるのか?そもそも学費払えるのか?

という不安を抱えている人も多いかもしれません。

 

お役に立てるかわからないですが、僕がどのように通ったかを記しておこうと思います。

 

コンテンツは以下の感じにします。

  1. 仕事との両立
  2. お金の工面

 

仕事との両立

多くの人が不安に思うのは、仕事や家庭との両立ができるのか?ということだと思います。

僕の場合は幸い独り身だったので家庭との両立については全く問題なく、逆に家庭持ちでWBSに通っている人を尊敬の眼差しで見ていました。

では仕事との両立はどうなのかというと、実はこちらもそれほど難しくはありませんでした。私が勤務していたのはメーカーの開発部だったこともあり、比較的自分で仕事をコントロールでき、ほとんど毎日、定時で帰宅していたのです。おかげで授業を欠席することも少なく、また課題にもそれなりの時間をかけて取り組むことができたと思います。

しかし、2年間ずっと両立できていたかと言うとそうでもなく、仕事が忙しい時期はどうにも調整できず、授業の最終プレゼンが海外出張と重なってしまって泣く泣く欠席したこともあります。(単位はギリギリもらえたが、印象は悪かったかもしれない。。。)

また、授業を取りすぎてしまい、最終レポートやテストが怒涛のように重なってしまったことがあり、そのときは会社の昼休み中にレポートに取り組んだり、挙句の果てには会議室をミーティング用途で予約して、一人で黙々と課題に取り組んだときもありました。(もちろん仕事は遅れました。)

このように見ると両立できていたと胸を張って言えるわけではないかもしれませんが、2年間全体で見れば、帳尻を合わせてなんとかなったような気がしています笑

 

WBSの同級生を見ていると、激務の会社に勤務していた人は、22時まで授業をやってそのあと会社に戻って仕事の続きをやるという荒業をしてる人もいましたので、私はかなり余裕があったほうだと思います。

激務+WBS+子育てとかほんとに信じられない。ほんとにみんないつ寝ていたんだろう。。。びっくりですが、みなさんしっかり両立していました。

 

ただ、ギリギリの時間管理をこなしていくのはゲームをしているみたいで楽しかったですね。

 

お金の工面

これは大変でした。

大企業の社員は問題なさそうでしたが、僕みたいな中小企業の若手はなかなか難しかったです。

 

どう考えても手持ちの資金では足りなかったので、まずは手始めに早稲田大学の給付型奨学金に申し込みました。運良く、わずかながら奨学金が支給されましたがまだまだ足りません。

 

そこで、「国の教育ローン」を利用しました。

教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫www.jfc.go.jp

面接では、MBAが将来の給料増加に直結する!会社からも期待されている!と力説し、結果として結構な額を調達できました。(もちろん利子付きですが。)

 

しかし、WBS生活は思ったよりも支出がかさんだため、国税庁の特定支出控除も申請しました。

No.1415 給与所得者の特定支出控除|国税庁www.nta.go.jp

ここでは、雀の涙ほどの還付が得られました。

 

それでもなお足りず、2年目の後半にキャッシュが尽きました笑   お金はないが、修論で忙しくバイトするわけにはいかず、もちろん会社から前借りなどできるはずもなく…最後の手段として、「あとリボ」を多用しました。ファイナンスを学んだMBA生としては有るまじき行為です笑

 

卒業して半年経った今でも、教育ローンとあとリボの支払いは残ってますが…、卒業後の転職による年収アップでなんとか回収できそうなので、長い目で見れば問題なしという感じです。

 

以上のように、お金には苦しんだ2年間でした。もちろんそれは、飲み会に参加しまくったり海外講義を受講したりした自分が原因なのですが…。

お金に苦しんだ分のメリットは享受できたと思っています。お金がなくてもMBAは行けるし、借金しても楽しいことはできるし、最終的には回収できるんだなー、というのがMBAで学んだ大きなことの1つかもしれません。

 

そんな感じです。

では。